条件判定は、条件分岐構造だけでなく、繰り返し構造でも出てきます。
条件判定は、条件式を評価して「true(真)」または「false(偽)」と判定されます。
サンプルの問題2の4行目と6行目の、赤い枠の部分が条件式です。
条件式では、「比較演算子」を使って条件を設定します。
👩🏫 比較演算子 👨🏫
「比較演算子」というのは、「同じ」か「大きい」か「小さい」かといった、2つの対象の関係を調べるための記号です。
比較演算子 | 意味 |
---|---|
A == B | AはBと等しい |
A != B | AはBと等しくない(否定) |
A > B | AはBより大きい |
A >= B | AはBより大きいかAとBが等しい |
A < B | AはBより小さい |
A <= B | AはBより小さいかAとBが等しい |
👨🏫 条件式は、「比較演算子」によって左右の値を比較評価した結果、 「true(真)」または「false(偽)」のどちらかに置き換えられます。
🧭 使用例
表示文を使って、比較演算子による条件式が「true(真)」または「false(偽)」に置き換えられるのを確認してみましょう。
💻1
「 == 」等しいかどうかの判定です。
等しいならば「true(真)」、等しくないならば「false(偽)」と、結果が表示されます。
📖 解説
👨🏫
文字列の比較の場合、ひらがなと漢字、大文字と小文字は異なるものと判定されます。
💻2
「 != 」による等しくないの判定です。
この場合、等しくないならば「true(真)」、等しいならば「false(偽)」と、結果が表示されます。
混乱しないように、気をつけてください。
📖 解説
👩🏫
「 != 」は、等しくないときに「true(真)」になります。
「〇〇以外」、という条件でよく使われます。
💻3
「 > 」「 >= 」「 < 」「 <= 」による大小の比較です。
実行する前に、それぞれどんな結果が表示されるか予想してみてください。そして、なぜそうなるのか、考えてみてください。
📖 解説
👨🏫
「8 >= 8」や「3 <= 3」は、等しいときも含むために「true(真)」になります。
💻4
変数を使った条件式です。
📖 解説
👨🏫
変数を使った比較においても、同じように「true(真)」か「false(偽)」のどちらかに置き換えられます。
そして、サンプル問題2の赤い文字のところの条件式は、「true(真)」になるということがわかります。
💡 ポイント
- 条件式では、比較演算子を使って条件を設定する。
- 比較演算子による評価の結果は、「true(真)」または「false(偽)」に置き換えられる。