8.条件判定
DNCL 速習
サンプルの問題2

条件判定は、条件分岐構造だけでなく、繰り返し構造でも出てきます。

条件判定は、条件式を評価して「true(真)」または「false(偽)」と判定されます。
サンプルの問題2の4行目と6行目の、赤い枠の部分が条件式です。

条件式では、「比較演算子」を使って条件を設定します。

👩‍🏫 比較演算子 👨‍🏫

比較演算子」というのは、「同じ」か「大きい」か「小さい」かといった、2つの対象の関係を調べるための記号です。

比較演算子意味
A == BAはBと等しい
A != BAはBと等しくない(否定)
A > BAはBより大きい
A >= BAはBより大きいかAとBが等しい
A < BAはBより小さい
A <= BAはBより小さいかAとBが等しい

👨‍🏫 条件式は、「比較演算子」によって左右の値を比較評価した結果、 「true(真)」または「false(偽)」のどちらかに置き換えられます。

🧭 使用例

表示文を使って、比較演算子による条件式が「true(真)」または「false(偽)」に置き換えられるのを確認してみましょう。

💻1

「 == 」等しいかどうかの判定です。
等しいならば「true(真)」、等しくないならば「false(偽)」と、結果が表示されます。

📖 解説

👨‍🏫 文字列の比較の場合、ひらがなと漢字、大文字と小文字は異なるものと判定されます。


💻2

「 != 」による等しくないの判定です。
この場合、等しくないならば「true(真)」、等しいならば「false(偽)」と、結果が表示されます。
混乱しないように、気をつけてください。

📖 解説

👩‍🏫 「 != 」は、等しくないときに「true(真)」になります。

「〇〇以外」、という条件でよく使われます。


💻3

「 > 」「 >= 」「 < 」「 <= 」による大小の比較です。
実行する前に、それぞれどんな結果が表示されるか予想してみてください。そして、なぜそうなるのか、考えてみてください。

📖 解説

👨‍🏫 「8 >= 8」や「3 <= 3」は、等しいときも含むために「true(真)」になります。


💻4

変数を使った条件式です。

📖 解説

👨‍🏫 変数を使った比較においても、同じように「true(真)」か「false(偽)」のどちらかに置き換えられます。

そして、サンプル問題2の赤い文字のところの条件式は、「true(真)」になるということがわかります。

💡 ポイント

  1. 条件式では、比較演算子を使って条件を設定する。
  2. 比較演算子による評価の結果は、「true(真)」または「false(偽)」に置き換えられる。